2009/9/19up
点字技能検定試験について
1回目/2回目/3回目
この年、点字指導員養成講座の受講を勧められ、予備試験を受けるべく、点字図書館のYさんの指導を受けたが、落ちてしまった。
自宅で、向こう指定の文を点字化し送るだけ・・・時間制限の無い簡単な予備試験に落ちてしまったのはショックだった。
その後、点字技能検定試験というものがある事を知り、密かに受験することにした。
点字技能ハンドブックを取り寄せ、受験勉強の頼りはそれだけ。
目の構造や、病気、視覚障害者の教育・福祉・就業と、多岐にわたっており、お初の事ばかりだった。
新幹線で前々日くらいに行き、試験会場の早稲田大学の下見をしたように思う。
エレベーターもついており、さすが『五体不満足』の著者乙武さんの母校と感心したものだ。
当日、午前中は学科試験・・・点字で、4択問題が32問出題される。
凹側から読み、数字・アルファベット、正しい・誤っている等は問題用紙に鉛筆書きしていった。
直接問題用紙に○×でチェックし、解答用紙に書いていく。
勘で書いたものもあり、取り敢えず解答用紙を埋め、見直していく。
付き添いとして頼んだ髭にお昼の弁当を買ってきてもらった。
試験会場で食べても構わないのだが、気分を変える為、入り口近くの外、ベンチのある所で食べて、時間があったので記念撮影。早稲田大学なんてそうそう来れるもんじゃない。
午後、実技試験・・・2時間半の間に点字化と校正をする。
点字化は文が三つ。数字・アルファベット・ホームページのURL・数字の単位などがどっさり盛り込まれている。
校正も同じだ。校正は普段やっているように、点字を読み、チェックし、原文とつき合わせ、点字で書き込んでいった。
が、書き込んでいる途中で時間が無くなった。分かっているのに書き込めないというのは、ちと悔しい。
駄目だろうなぁと落ち込み、同行者に”今回は試験の雰囲気に慣れるための一歩だよ”と慰められた。
翌日には帰ったと思う・・・問題用紙を持ち帰る事が出来たので、今後の参考に見直したかというと・・・がっかりして、そのまま放っておいたような気がする。
これで、私の技能検定初挑戦は終わった。
★第3回点字技能検定試験・・・受験者109名:合格者24名:合格率22.0%